世界で一番のクリスマス epubダウンロード無料
世界で一番のクリスマス
によって 石井 光太
3.8 5つ星のうち(5人の読者)
世界で一番のクリスマス epubダウンロード無料 - 内容紹介 80年代の上野界隈でネオンを輝かせていたフィリピン・パブ。父親の経営する店の人気者だった姉は、AV女優として成功したけれど……。 麻美ゆまから子供時代の体験を聞いてインスパイアされた表題作の他、「午前零時の同窓会」「月夜の群飛」「鶯の鳴く夜」「吉原浄土」を収録。 石井光太は『物乞う仏陀』や『遺体――震災、津波の果てに』など、この世界の非情なる現実を見つめて、われわれの振舞うべきスタンスを、真摯に問い続けています。 ここ十数年で風俗業界も大きく変わりました。かつて女性が生きるための最終手段だったものが、いまや〝普通の貧困〟によって、生活費を得るために体を売るようになっているのです。過酷さの質が変わったのかもしれません。 『世界で一番のクリスマス』で、石井光太が描いているのは、東京・上野界隈にある風俗業界で必死に生きようとする女と男たち。 女性用デートクラブ、無許可営業のデリバリーヘルス、廃墟と化したラブホテル、風俗嬢の駆け込み寺となるクリニックなどを舞台に、男女のせつない心情の遍歴を、丹念にたどりながら見つめています。 表題作の主人公は、AV女優の姉を持つシングルマザー。上野駅ホームで撮影した本書のカバー写真にも協力してくれた伝説の元AV女優・麻美ゆまに、石井光太が子供時代の話を直に聞いたことから生まれた作品です。 クリスマスの夜の奇跡を、お楽しみください。 内容(「BOOK」データベースより) 1980年代にネオンを輝かせていた上野界隈のフィリピンパブ。父親の経営する店の人気者だった姉は、AV女優として成功したけれど…風俗という“闇の世界”に生きて、それでも光を求める女や男たちの物語。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 石井/光太 1977年2月7日、東京生まれ。日本大学藝術学部文藝学科卒業。国内外の貧困、戦争、事件などをテーマに、幅広い執筆活動をおこなう。アジアの障碍者や物乞いを追ったルポルタージュ『物乞う仏陀』で、2005年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
世界で一番のクリスマスの詳細
本のタイトル : 世界で一番のクリスマス
作者 : 石井 光太
ISBN-10 : 4163907351
発売日 : 2017/10/13
カテゴリ : 本
ファイル名 : 世界で一番のクリスマス.pdf
ファイルサイズ : 18.18 (現在のサーバー速度は26.41 Mbpsです
以下は 世界で一番のクリスマス の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
麻美ゆま×石井光太と聞いて、本を読む人なら気になると思います。で、図書館に行きました。そしたらコレ、他の石井光太の本と一緒に、小説のコーナーに置いてある。司書の人に、これ分類違いですよ、と噛み付いたら、コレで正しいのだと言う。え?って思って最後まで読んでみたら、麻美ゆまは全然出てこない。それもそのはず、この本はルポでもノンフィクションでもない。読んでみれば、確かに、この人にしか書けない話なのかな、と思う話もいくつかありはするけど、フィクション・小説というのは、今までのフィールドワークを「事実としてあったから」と、やたらに詰め込めば「いい作品」になる訳ではありません。そこにはノンフィクションとして名を成した人が書く小説、として歪みが顕著にないでしょうか?現代日本を、無理やり筆者のメインフィールドの国々に寄せて書いてはいないでしょうか?僕は、まだ日本はそこまで貧しさに精神が蝕まれてはいないと思うし(カネ目的で堕胎手術をする程)、設定に、この人が書くルポやノンフィクション程の、リアリティが感じられませんでした。そもそも、どうして麻美ゆま(を模した人物)がAVに出るのか、動機が描かれているでしょうか?彼女と人物設定ウリ2つの「朝子」が、日陰の人間になって、あまつさえセックスセラピーまでする理由が描かれているでしょうか?ちなみに図書館では、「43回の殺意」が17人待ちなのに対して、本書を含むフィクション3冊は、誰にも借りられていませんでした。私は石井さんが「ノンフィクション」において、極めて巧みに「フィクション」を織り交ぜていることくらいは分かっているつもりです。次に期待!(追伸・もちろんこの本は○○○ル文学賞なんかに値しません)
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