古今集・新古今集 (学研M文庫)本ダウンロード

古今集・新古今集 (学研M文庫)

によって 大岡 信


5 5つ星のうち(4人の読者)

古今集・新古今集 (学研M文庫)本ダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 日本の美意識と抒情の極致ともいうべき『古今集』『新古今集』。紀貫之・在原業平・小野小町・藤原俊成・式子内親王・西行・藤原定家など、錚々たる歌人たちの代表作が収められている。本書は、『折々のうた』でその鋭い鑑賞力を高く評価され、幅広い読者を獲得した大岡信が、日本の詩歌の最高峰に挑んだ力作。古典ファン待望の一冊である。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 大岡/信 1931年、静岡県に生まれる。東京大学文学部国文学科卒業。1956年第一詩集『記憶と現在』で注目され、59年には、清岡卓行らと「鰐」を結成、日本的な抒情と西欧的な手法との深い詩的結合をめざした。また、評論の分野でも活躍、1971年『紀貫之』で読売文学賞、80年には『折々のうた』で菊池寛賞、90年には『詩人・菅原道真』で芸術選奨文部大臣賞を受賞した。明治大学教授・東京芸術大学教授・日本ペンクラブ会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

古今集・新古今集 (学研M文庫)の詳細

本のタイトル : 古今集・新古今集 (学研M文庫)
作者 : 大岡 信
ISBN-10 : 4059020524
発売日 : 2001/12
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 25 (現在のサーバー速度は29.12 Mbpsです
以下は 古今集・新古今集 (学研M文庫) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
古今集と新古今集を大岡信さんの解説で知りたいと、検索してみたら、出版されていて、とても嬉しく、購入しました。息子が誕生した年に、古今集の「仮名序」の序文に電撃のような衝撃を受けてから、9年後に改めて購入です。約1100年以上も前に書かれた文章が、現代の私が読んでも心打つものである、この事が興味を持続しています。特に、「仮名序の思想」として11頁を割いて丁寧に論じています。その意義は大きく、“和歌はもともと恋情の表現に絶好の詩形であった”という解説により、ようやく一首独立した和歌だけでなく、源氏物語で、ここぞという時に和歌が詠まれていることに得心したのです。桐壺の章で、桐壺の更衣の容態がいよいよ篤くなり実家に戻る時、帝との別れに際し、「限りとて別るる道の悲しきにいかまほしきは命なりけり」という和歌が、急に胸に迫り、この時代の日本の人々は、このように心情を相手に伝えていたのかと、やっと感じられるようになりました。「愛してる。」とか「離さない。」とかいう熱烈な直情表現もよいけれども、このように和歌に仕立てると、繊細な心情を伝えることが叶うのかと、自国の文化に関心や魅力を以前よりも新鮮な気持ちで感じるようになりました。しかも、高校生の息子の国語総合の教科書に採用されていた『折々のうた』にて、湖上冬月の題目で出詠され、強く惹かれた一首も改めて読み直すことができて感激です。「志賀の浦や遠ざかりゆく波間より氷りて出づるありあけの月」(藤原家隆朝臣)何故か、寒気極まる未明の渚がしだいに凍結していく様子の音まで聴こえてきそうな一首で、好きな和歌のひとつです。これは解説が、魅力をよく伝えているからです。「あとがき」も読み応えがあり、素敵です。読んで納まりがよく、見慣れた箇所も新しく改めて見直すことができます。読後の清涼な満足感は、大岡信さんの文筆だからです。

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